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①「東洋医学セルフケア365日」長谷川浄潤著 ちくま文庫 |
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教室でもおすすめしている一冊。時にテキストとして使用しています。(著者は私の整体の先生ですが、それだけで勧めているわけではありません!)野口整体をベースに、温法などの自然療法も盛り込まれています。足湯、温湿布、季節の基本体操、呼吸法、その他のケアが満載、そして「女性の体のために」などの項もあります。
野口晴哉氏の著作はたいへん面白く、深い内容ですが、口述筆記が主なので、知りたいことを探すのが、なかなか難しい面があります。しかしこの本は、症状別や季節別に載っているので、かゆいところに手が届き、便利です。イラストも豊富、文庫なのでコンパクト。いざという時にも役立つこの一冊、家に置いておくと重宝しますよ! |
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②「風声明語(1)(2)」野口晴哉著 全生社 |
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全生社刊行の本は装丁がクラシカルで素敵です。これは整体協会から発行された「月刊全生」の巻頭文を抜粋したもの。いわば野口先生語録ですが、その考え方、思想、哲学をかいつまむことができます。よい本はココロとカラダの健康に欠かせません。どうぞ、ゆっくりと味わうように読むことをおすすめします。 |
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③「風邪の効用」 野口晴哉著 ちくま文庫 |
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目からウロコの一冊です。野口整体の創始者によるユニークな病気観が繰り広げられます。
風邪は治すものではなく、経過するもの。風邪は自然の健康法。自然に経過させれば、体は弾力性が増し、さっぱりと蛇が脱皮したように、丈夫な身体になると説きます。更に「上手に風邪を引くと古い病気が自然と治ります」とのこと。風邪を引くのは喜ばしいことなのですね!
風邪を全うする方法や、足湯・風呂の入り方などのセルフケアが載っていますが、面白いのは心理的な側面、潜在意識がいかに強く作用しているか、というところです。例えば「…と思い込むとそうなる」とか「病気になりたい欲求」があるために治らないとか、思わずうーむと唸ってしまいます。他にももっと辛口野口節がきいている「育児の書」や「躾の時期」などの著書もあります。育児をしていない人にとっても、非常に興味深い内容です。ぜひご一読を! |
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コラム・・・初心者におすすめの野口整体の本は? |
Q.整体の大家、野口晴哉氏の著作を読みたいのですが、たくさんあります。どれから読めばいいでしょうか? |
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A.どれもこれも興味深い本ばかりですが、整体の専門的な本もあれば、育児に重点を置いた本、講座の問答集まで、様々あります。初めて読む方におすすめなのは、 |
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①「風邪の効用」(ちくま文庫)②「整体入門」(ちくま文庫)③「健康生活の原理」(全生社)です。
ちなみに当院の個人指導では、教室で教科書的に使用している「東洋医学セルフケア365日」(長谷川浄潤著、ちくま文庫)を、初見の方にお渡ししていますが、すでに持っている方には、①~③のどれか一冊を選んでもらっています。文庫版は持ち運びに便利ですが、全生社の装丁は野口氏の息吹が感じられ、つい手元に置きたくなってしまいます。他にも「躾の時期」「潜在意識教育」「背く子背かれる親」など、深い内容の本が全生社から出ていますので、どうぞご一読を! |
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④「月経美人セルフケア」(長谷川 浄潤著 ブルーロータス パブリッシング) |
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当会が副読本としておすすめする「東洋医学セルフケア365日」の著者で、当会の整体の先生でもある長谷川先生による2012年刊行の本です。女性にとって、生理で毒出しをすることが、一番の健康法。円滑にいかないことが、様々な不調、更年期障害などにつながっていきます。
生理時のケアを中心に、妊娠~出産までのポイントが載っています。とにかく、カラーで写真が豊富、説明もわかりやすく、本をあまり読まない方にもおすすめの一冊。ご家族、ご友人にも紹介したい内容です。ちなみに、当初先生は、生理の詳細な内容の、事典的な本を作りたかったものの、出版社の要請により断念したそうな。それでも生理のケアはこれ一冊で事足ります。ぜひ実践し、その成果を教えてください! |
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⑤「生まれて育つ いのちの気功」天野泰司著 春秋社 |
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自然なお産と自然な育児、そして女性の心身のケアなどが網羅されています。簡単なてあてや、シンプルな動きなどを中心に、当会の教室でもお伝えしている「ゆるむこと」「感じること」の大切さが、わかりやすく書かれています。深い内容なのに、とても簡潔。子育てが楽しみになる、そんな一冊です。他の著書「うごいてやすむ
幸福になる気功」などもおすすめです。 |
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⑥「心の治癒力」トゥルク・トンドゥップ著 地湧社 |
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どん底の時に助けられた一冊です。チベット仏教のお坊さんが、瞑想法や、呼吸、イメージ法など、日常でできる、わかりやすい方法を教えてくれます。お香の香りが漂ってくるような、暗い中で一筋の光が見えたような本。著者の温かい人柄が伝わってきます。緑が多い中でぜひご一読ください。 |
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⑦「いのちの法則 快療法」瓜生良介著 ゼスト |
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アイロン療法など簡単なてあて法を世の中に広め、ガンや難病などで苦しんでいる人たちを手助けしている快医学メソッドが載っています。「よくなってほしい」という強い気持ちが伝わってきます。 |
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⑧「家庭でできる自然療法 誰でもできる食事と手当て法」東城百合子著
あなたと健康社 |
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家に常備しておきたい一冊。玄米スープ、梅肉エキス、など我が家でも助けられました。 |
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⑨「一生、薬がいらない体のつくり方 9割の薬は「飲んではいけない」」
岡本裕著 三笠書房 |
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お医者さんが面白い本を書きました。「病院に行く=お薬をもらう」という現代医療に、一石を投じる内容です。薬の副作用の危険性を赤裸々に語り、薬がいらない体、医者に頼らない生活を提唱します。
確かに実際、整体の施術をしていると、強い薬を服用している方、薬を長く多く使っている方は、肝臓が硬く、体も不自然に硬い、と実感していました。また整体の野口晴哉氏は、昔から薬の弊害について警告していました。氏は体の働きを全面的に信頼、薬はその生命力の働きを止めてしまうと言います。
著者の他の著作に「9割の病気は自分で治せる」(三笠書房)もあります。今は西洋医もこういったことを書く時代なのですね。薬を飲んでいる方や、「薬は飲まないにこしたことがない」と思いつつ、やめ方がわからない方だけでなく、飲んでいない方にもご一読をおすすめします。 |
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⑩「「薬をやめると」病気はなおる」安保徹著 マキノ出版 |
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整体や昔から言われていたことを、医学的立場から解き明かした安保先生。痛みなどが体の必要な反応として出ていることが理解できます。また医者の立場から、薬の飲みすぎの弊害に対しても警鐘を鳴らしています。安保先生は他にも多数著書があります。どれでもよいので、ピンときたものをお読みください。 |
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⑪「注熱でガン・難病が治る 三井式温熱治療のすべて」三井と女子 一光社 |
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温熱療法のカリスマで、ガン・難病などたくさんの方を癒されたことで有名です。当会でもアイロン療法の使い方を指導していますが、これは三井先生から快療法の瓜生先生がおすみつきをもらったもの。その威力がまざまざと実感できる一冊です。 |
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⑫「子供たちとの対話」J.クリシュナムルティ著 平河出版社 |
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一切の権威を否定し、自らの裡に問うこと、自ら立つことの大切さを説いたクリシュナムルティ。(そういう意味では野口先生と同じですね)その著作は難解なものが多いですが、これは子どもが質問し、それに答える形式なので、わかりやすく、それでいてとても深い内容です。彼の言葉は読みながら、瞑想に誘われる感覚があります。どなたにも読んでいただきたい、素晴らしい一冊です。 |
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*その他、ラマナ・マハリシ、パラマハンサ・ヨガナンダ、ヴィヴェーカナンダなど、ヨーガの聖者方の著作もおすすめとして載せたいところですが、これらはヨーガに本当に興味のある方以外は読みづらいので、割愛します。(関心のある方はとても素晴らしい本ですので、どうぞお手にとってみてください。) |
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